平成29年の干支である酉。一口に「とり」といっても多くの種類が
存在しますが、古くから人々に神の使いとして神聖視され、幸福を
運んできてくれる縁起のよい生き物として好まれました。
美術品の文様などにも多くの例が見られ、特に草花と一緒に描かれ
る花鳥画は人物や山水と並んで絵画の主要な画題の一つとして確立し
ています。
今年度の企画展は、酉年にちなんで所蔵作品の中からニワトリや
鶴・鷹など鳥を意匠とした工芸品を中心に、華やかな花鳥画など鳥と
ともにおめでたい意匠として好まれる花を題材とした作品を前期と後
期にわけて展示します。
ぜひ、この機会に古くから人々に愛されてきた鳥と花の世界をお楽し
み下さい。